確率的論理を用いたLDPC複合処理のLSIアーキテクチャに関する研究
キュウ ギエン
2012 年度 卒 /修士(工学)
修士論文の概要
Gallagerにより1960 年代に提案された LDPC符号(低密度パリティ検査符号)は強力なエラー訂正符号ですが、 訂正のアルゴリズムは非常に複雑です。よって、そのハードウェア化のためには、通常は乗算回数を減らして処理を簡略する手法(BCJRアルゴリズムなど)が用いられますが、本研究ではあえて乗算回数を減らさず、回路構成が容易なパルス変調型乗算器を複数用いたストリー ム処理型のLDPCエラー訂正LSIのアーキテクチャを提唱しました。